内科|黒山内科医院

  • 神奈川県大和市中央林間2-21-20 コスモヒルズ中央林間1F

内科

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このような症状の方はご相談ください

一般内科では、皆様が日常生活の中で比較的罹患しやすい症状や病気を診療します。下記に代表的な症状や病気を並べてみましたが、「何科に相談したらいいかわからない」などでお悩みの方もお気軽にご相談ください。

また当院はいわゆる発熱(37.5度以上)外来は、出入り口が一か所であり感染拡大の防止のため実施しておりません(新型コロナウイルスのPCR・抗原検査はしておりません)。ご迷惑をおかけしますが何卒ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

このような症状の方はご相談ください

  • 微熱や咳、痰、鼻水、のどの痛みなど
  • 呼吸がゼーゼーする、息苦しい、咳だけが長く続く
  • 頭痛やめまい、立ちくらみがする
  • 胸が痛い、動悸がする、息切れしやすくなった
  • 腹痛、下痢、便秘、お腹の調子が悪い
  • 吐き気、嘔吐、胃のムカムカ、お腹の張り
  • 食欲がない、最近疲れやすい、体重が減ってきた
  • 花粉症、蕁麻疹、喘息などのアレルギー
  • トイレが近い、排尿時の痛み、血が混ざる
  • 湿疹がでる、皮膚が乾燥してかゆい
  • 夜眠れない
  • 足がむくむ
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風邪

風邪

鼻や喉に細菌やウイルスが感染し、痛みや炎症を起こすことがあります。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽いのどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。

症状としてはくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどのいがらっぽさなど、鼻やのどの粘膜の異常が顕著にみられます。発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感など全身症状があっても軽いのが特徴です。

治療は、ウイルス感染には抗生物質が効かないため、症状を抑えるお薬を服用しながら、安静、水分・栄養補給により自然治癒を促します。また、扁桃腺・副鼻腔・呼吸器系の症状が強く、細菌感染を疑わせる場合には、抗菌薬投与が必要になることもあります。

また、しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、しっかり完治するまで来院するようにしましょう。

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胃腸炎

胃や小腸、大腸、直腸などの消化器官において起きた炎症を総称して急性胃腸炎と呼んでいます。小児ではそのほとんどは感染症に伴う感染性胃腸炎で、大きく分けてウイルス感染と細菌感染の2つに分けられます。

代表的なウイルスにはロタウイルス、ノロウイルス、ノーウォークウイルス、アデノウイルスなどがあげられます。一方、細菌感染性の胃腸炎の原因としてはサルモネラ、カンピロバクター、ブドウ球菌やビブリオなどがあげられます。

症状としては、下痢・嘔吐といった症状が出現します。また細菌性腸炎では血便が出現することもございます。血便を認めた場合は早急に医療機関を受診してください。

高血圧

日本で高血圧の方は4,300万人と、生活習慣病の中では最も患者数が多い病気です。一方で、高血圧なのに治療を受けていない有病者の数は1,850万人いるといわれています。

高血圧は、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、心臓病、腎臓病など、寿命を大きく左右する病気の原因となります。重症の高血圧の場合、脳卒中には8.5倍、軽症でも3.3倍もかかりやすいという研究結果があります。

まずは自分の血圧がどのくらいか知ることから始めましょう。まずは、家庭血圧計を購入し、家庭血圧を測定しましょう。高血圧の治療は診察室血圧より家庭血圧を参考に進めていきます。また、血圧を測る際は、以下に注意してください。

  • 血圧計は誤差が出やすい手首で測るタイプではなく、腕で測るタイプを使いましょう。
  • 朝夜の1日2回の測定、できれば2回ずつ測定して記載してください。
  • 測定前には必ず1~2分、話さず安静にしてから測定します。
  • 朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食の前、お薬を飲む前に測りましょう。
  • 夜は寝る前に測りましょう。

正常な血圧の目安

血圧はおおむね「130」を目安にして予防することが大事です。130mmHg台の段階で相談していただければ、多くの方の生活習慣を修正し、薬を飲むのを避けられたり、遅らせたりすることができます。

とくにタバコを吸う方、糖尿病や腎臓病を合併している方は、早めの対策が必要ですから130mmHg台になったら、ぜひ受診を検討して頂きたいです。当院では日本高血圧学会高血圧ガイドライン(最新版)に準拠し、適切な治療を行ってまいります。

また二次性高血圧症(内分泌疾患等)を疑われる所見があり、精査が望ましいと判断されましたら、患者さん・ご家族さんに説明し納得の上で適切な医療機関にご紹介させて頂きます。

治療

生活習慣の是正

下記を必要に応じ指導させて頂きます
①塩分制限 6g/日 ②野菜・果物を中心とした食生活 ③適度な運動 ④節酒・禁煙指導 ⑤適度な減量

薬物療法

下記の7種類の薬剤(原則は①~⑥)にて血圧コントロールを行います

  • ①Caブロッカー
  • ②ARB/ACEI
  • ③サイアザイド系利尿薬
  • ④βブロッカー
  • ⑤αブロッカー
  • ⑥MRA
  • ⑦その他(中枢性交感神経抑制薬等)

当院では、家庭血圧を測定することをお勧めしております。また個々の病態に合わせ適切な治療を選択し、患者さんにご理解頂いた上で加療を行います。

脂質異常症(高コレステロール、中性脂肪)

脂質異常症は体内で脂質の代謝が低下したり、食事からの脂質を過剰に摂取することで生じます。LDLコレステロール(悪玉)が140mg/dl以上、HDLコレステロールが40mg/dl以下、あるいは中性脂肪(TG)が150mg/dl以上を満たすときに脂質異常症の診断になります。

脂質異常症だけでは症状はありませんが、血液中にコレステロールや中性脂肪が増えると、血管の内壁に沈着してこぶを作り、血管がかたくなります。これが動脈硬化です。動脈硬化が進むと血管の中が狭くなって血流が悪くなったり、こぶが破れて血栓と呼ばれるかたまりができ、心臓や脳に流れていき、血管を詰まらせたりします。

血栓が心臓血管を詰まらせるのが心筋梗塞、脳の血管を詰まらせるのが脳梗塞です。コレステロールが高いだけで、これらの疾患に2~3倍程度かかりやすくなります。

また脂質異常症の約10%弱は遺伝子の変異によって起こることも明らかになっており家族性高コレステロール血症と言われます。ご家族様で脂質異常症が多い方や、若くして心筋梗塞・脳卒中を起こしている方がいらっしゃったら早めの受診をお勧めします。

また喫煙は血中のコレステロールを酸化し動脈硬化を進行させたり、中性脂肪も増加させたりします。

治療

運動・食事療法及び
禁煙指導

運動・食事療法及び禁煙指導を行ってまいります。

薬物療法
  • ①スタチン系
  • ②エゼチミブ
  • ③PCSK9

薬物療法はスタチン系が第一選択薬ですが、副作用も考慮し個人の状態に合わせ薬物療法を行ってまいります。

糖尿病

糖尿病にはⅠ型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は絶対的にインスリン不足している状態で、小児期~青年期に発症しやすく、インスリン補充療法が生涯にわたって必須となります。

2型糖尿病はいわゆる生活習慣病としての糖尿病で、40歳以上の方に多く糖尿病の95%以上が2型と言われております。

当院では1型糖尿病が疑われる患者さんは糖尿病専門医にご紹介の方針とさせて頂きます。

糖尿病になると、体内のインスリンの作用不足により、糖が血液中に溢れ返ってしまいます。高血糖がつづくと、血管を傷つけ、血管障害、動脈硬化が進行します。さらに厄介なのは「合併症」です。 特に、三大合併症といわれる、網膜症、神経障害、腎症は注意が必要です。

糖尿病網膜症

目の網膜には毛細血管が網目状に張り巡らされています。血糖値が高い状態が続くと細い血管が詰まることで酸素や栄養分が不足し、網膜症を起こします。初期には自覚症状がほとんどなく、糖尿病を放置し、治療が不十分だと、5年間で10%、10年間で30%、15年で50%、20年間で70%の方に網膜症が発症し、進行すると失明に至ることもあります。早期発見、早期治療のためには、眼科での定期検査を継続する必要があります。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は3大合併症のなかで一番早く発症し、5年程度で末梢神経と自律神経の両方を障害し様々な症状を引き起こします。手足のしびれや痛み、手足の先の感覚が鈍くなる、汗を異常にかく、逆に汗がでない、立ちくらみなどの症状がみられます。重症化すると手足の先に壊疽を起こす原因となります。

糖尿病腎症

腎臓は尿を作る重要な臓器であり、毛細血管が密集しています。高血糖が10年~15年続くと、次第に血液の濾過機能が障害され、進行すると腎不全を起こし、血液透析が必要になります。糖尿病腎症は、日本における透析導入の原因、第1位の疾患であり、患者数は年々増加しています。

治療

目標は2型糖尿病に対し低血糖を起こさずHbA1cを7未満にすることです。当院では、栄養指導を行うとともに必要ならば下記での薬物療法を行います。

薬物療法
  • ①ビグアナイド系
  • ②SGLT2
  • ③DPP4阻害薬またはGLP-1受容体作動薬
  • ④スルホニルウレア(SU)薬
  • ⑤αグルコシダーゼ阻害薬
  • ⑥インスリン注射療法

基本的には①から優先して加療を行いますが、患者さん個人の状態に応じ治療方法を組み替えます。

高尿酸血症・痛風

「高尿酸血症」とは尿酸値が7.0mg/dl以上のことをいい、それ自体では自覚症状はありません。尿酸が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節にたまり炎症がおきます。これを「痛風(痛風発作、痛風関節炎)」といいます。関節炎は、足の親指の付け根などに起こりやすく、あまりの痛みで足を引きずりながら診察室に入ってくる患者様も少なくありません。

発作自体は消炎鎮痛剤などの治療で、1週間~10日ほどで落ち着きます。しかし、ここで油断してしまい通院を中断される患者様がとても多いです。 そのまま放置すると、関節炎によるコブのようなものができ(痛風結節)、腎機能障害や尿路結石のリスクを高めます。尿酸の結晶は、血清尿酸値が6.8mg/dl以上で析出するといわれていますので、余裕をもって6.0mg/dl以下に保つことが治療の目標です。

まずは原因となる生活習慣がないかを確認し、改善できるところがあれば頑張ってみましょう。高尿酸血症をお持ちの方は、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病を合併している方も多いため、あわせて食事運動療法などを指導させていただきます。

残念ながら、何度も痛風発作を繰り返している方や、なかなか尿酸値に改善が見られない方には内服治療を提案いたします。まずはお気軽に相談してください。